家族のみの結婚式でも引出物は両親や兄弟にも用意するべき?
2016/12/22
家族だけの結婚式だと一般的な結婚式とはやり方や考え方が違う点が色々と出てきますが、引出物もその中のひとつでしょう。
両親や兄弟だけだから特に必要はない気もするけど、やっぱりそこはつけるべきという気もしますよね。
そこでこちらでは家族のみの結婚式にした場合の両親や兄弟姉妹への引出物はどうしたらいいかについてご紹介してみたいと思います。
目次
家族のみの結婚式でも引き出物は必要?
家族婚にした場合、一般的は引出物は不要と言われていますから特に用意しなくても良いんです。
…と結論をまとめてしまうとこれで終わりです(´▽`*)
でもこれまで誰よりもあなたのことを思い、そしてわざわざ2人のために時間とお金を使って来てくれた家族に対して本当に何も贈らなくてもいいんでしょうか。
実際に色んな家族婚を見ましたが、まったく引出物も手土産もなしにされていたカップルもいたけど
- 好みのものをプレゼントという形で渡す
- 手土産程度のお菓子を全員に渡す
- 当日のホテルの宿泊をプレゼント
など【ありがとう】という気持ちを何らかの形で表している人が多かったです。
家族だけだからいらないという考えもありますが、家族だけだからこそ披露宴などでは渡せない引出物を贈ることもできます。
またこれまでの感謝の気持ちを伝える結婚式がしたいという思いがあって家族婚を選んだのなら尚、用意してもいいんじゃないでしょうか。
何より家族だけの引出物なら費用もそれほどかからないしプレゼントをもらって嬉しくない人はいませんから、相手が気を遣わない程度の引出物や手土産を無理のない範囲で用意してみてはいかがでしょう。
家族だけの結婚式の両親への引出物
では家族婚の場合、やっぱり両親にも引出物は用意した方がいいんでしょうか。
まずよくある挙式+披露宴の結婚式の場合、両親への引出物はつけないのが一般的な考えです。
これは両親もホスト役(招待する側)であるという考え方が根強く残っているからで、特に招待状を両親の名前や2人の名前と連名で出している場合はつけている方がおかしいのです。
だって引出物はお祝いをしてくれた(ご祝儀を持ってきてくれた)ゲストに対してのお礼なんですから、それで両親にも用意するということは自分で自分にお礼するってことになりますからね。
だから盛大な挙式+披露宴の結婚式では両親への引出物をつけないことが多いのです。
でも家族だけの結婚式の場合、あくまでホスト役は新郎新婦。
だから両親もゲスト扱いになるので引出物を渡してもおかしくありません!
しかもこういった2人が主催する結婚式だと事前にお祝いを渡していたり、当日ご祝儀を包んで来たりするご両親も多いので、大人のマナーとしてお返しする意味も含めて引出物は用意しておいた方がいいですよね。
ただし家族婚でも両親から金銭的な援助をしてもらっている場合は披露宴と同じ考え方になるので引出物は不要ですよ!
POINT両親への引出物をつけるかどうかは、両親が招待する側・招待される側どちらになるかで決めましょう。
ちなみに…
事前に両親からもらったお祝い金が両家で大きく違うこともよくありますが、そういう場合は無理に引出物の内容を合わせる必要はありません。
それこそ家族婚なんですから、1人1人が喜びそうなものを選んで贈ったということで形や大きさが違ってもいいんです。わざわざその場で空けて確認する人もいませんからね(笑)。
もしどうしても気になるようであれば同じものをつけておいて、後日たくさんご祝儀をいただいたご両親にだけ別のプレゼントを贈っても良いでしょう。
家族婚での兄弟への引き出物
もし両親につけないと決めたら兄弟にだけつけるのはおかしいので、全員引出物はなしで統一した方がいいです。
ただ家族全員に引出物をつけようと決めた場合、兄弟への引出物は親と同居か別居か、働いているか学生か、既婚か未婚など色んな状況によって必要かどうかは変わってきます。
そこでこちらではどの兄弟姉妹に引出物を用意したらいいか、具体的にいくつかのパターンに分けてご紹介していきます。
親と同居する未婚の兄弟は?
基本的に両親と同居している兄弟には引出物をつける必要ありません。
なぜかと言うと一般的に引出物は招待状一通(一世帯)に対してひとつとされているからなんですが、ケースによって少し変わります。
【収入のない学生の場合】
親と同世帯と考えるので必要ありません。
でももしお祝いの品物などを別にもらっていれば何かお返しとなるプレゼントを贈ったほうがいいですね。
【同居はしているが社会人として独立している場合】
これはご祝儀を渡す人が多いですが、渡さないという人もいるのでちょっと判断が難しいところです。
事前にご祝儀を頂いた場合はきちんと引出物を用意しておけばいいのですが、問題はそれ以外です。そういう場合はズバリ引出物はなしにしておいて、手土産程度のものを用意しておいたらいいでしょう。
中には当日にご祝儀を持ってくる人もいますがその場合は当日手ぶらで帰らせてしまうこともないし、後日きちんとお礼をすればいいのです。
あとはまったくご祝儀がなったとしても手土産程度なら「今日は来てくれてありがとう」の気持ちとして贈ればいいですからね。
POINTきっと当日にご祝儀を持ってくるだろうと予想して高価な引出物を用意してしまうとお互いに気まずくなります。はっきりしない場合は手土産程度のものを用意しておくといいでしょう。
親と別居している未婚の兄弟は?
この場合も基本的に未婚の場合は両親と一世帯と考えて別につける必要はありません。
ただしこの場合もご祝儀を事前に頂いていれば引出物はちゃんと用意した方がいいし、そうでない場合は先程の【両親と同居する独立した未婚の兄弟】と同様、当日は手土産程度のものだけにして様子を見た方が無難ですね。
結婚して別居している既婚の兄弟は?
これはもう別世帯なので引出物は必要です。
特にご祝儀を辞退していなければご祝儀を持ってくるのが常識なので、引出物は用意しておかないといけませんね。
もちろん当日持ってくることも事前に頂くことも考えられますが、ここはどちらにしても用意しておくのがマナーでしょう。
結婚して同居している既婚の兄弟は?
結婚して両親と一緒に住んでいる兄弟も同じ名前でも別世帯と考えるので、引出物は必要です。
ただ全く同じ記念品(時計やお皿)や、同じ引菓子だといくつもいらない!って思われるかもしれないので贈り分けはした方がいいですね。
POINT兄弟は基本的に未婚ならなし、既婚ならありと考えましょう。
さいごに
引出物が必要は不要かは絶対という決まりがありません。
だからこそどうしたらいいかって悩んじゃうんですよね。
でも家族婚なら全員なしでもいいし、もしつけるなら1世帯に1つと考えれば良いですが家族や地域の風習や決まりがあればそれに従って決めるのがベストです。
またすでに結婚している兄弟姉妹がいればその時の結婚式ではどうだったかなども考慮して検討してみてくださいね。