プランナーの「みんなにお祝いしてもらいましょう♪」にご用心!

結婚式のプランナーは晴れの日のお手伝いをするステキな仕事。
でもね、プランナーを長くやっていると見たくないもの聞きたくないことにも色々遭遇します。
中には悲しいかな無責任、無知、売上しか考えない、式場の都合を押し付ける会場やプランナーもいてそれに当たってしまったカップルって本当に気の毒だと思うんですよ。
でもそれって知らないから言われた通りにしてしまうだけで、よく知ってる人に「それおかしいよ!」って言われたらもっと違う選択ができるんじゃないかと私は思うわけです。
だからこの場を借りてその辺の裏事情をOPENにしちゃいます。
そこで今回はプランナーがよく言う
「たくさんの人にお祝いしてもらいましょう♡」
に隠された真実について。
ドキッとしたあなた!よーく思い出してみてくださいね。
目次
まずなぜ結婚式の見積もりがアップしたかを知ろう
まずはじめに…
結婚式ってはじめの見積もりよりも必ずと言っていいほど上がるって言われてますよね。
これはほぼ事実。
まぁ理由は大体この2つのどちらかでしょう。
- 結局あれこれプラスしてしまった
- はじめの見積もりが最低限過ぎる
で、問題なのはそうなった経緯です!
まず1つめ。
まぁ色々見ていたらこっちよりあっちがステキに見えたりあれこれつけたくなっちゃうのはよくあること。別に自分がそれにお金をかけてもいいって思うんだったらそれは問題はないですよね。
だってそうしたいんだし納得してプラスしたんだから。
問題なのはもう1つ。
下見では安めの見積もりを出して、契約したらプランナーの腕の見せどころと言わんばかりにあれこれ提案してどんどんプラスさせていく式場があるってことです。
たまに別会場の下見の見積りを見せてもらうことがあったけど、別途としか載ってなかったりこの式場がこの金額でできるわけないじゃんって金額が入ってたりしてましたからね。
別に他の式場の足を引っ張る訳じゃないけどそんな不親切な見積もりを見た時は
「あとは確実に○○と▲▲が必要なのでその分はプラスで見ておいた方がいいですよ。」
って教えてました、私(笑)。
まぁそんなこと言ったってそっちの式場がいいと思うなら高くたってそっちにしますからね。あえてのホンネのアドバイスです。
結局そういう打ち合わせをするブラックプランナーの手にかかると
見積もりが大幅にアップしちゃうんです。
はじめの見積もりをあげさせない切り札はこれ!
だからもう予算が決まっているカップルははじめにこう言いましょう!
「この金額しか出せないんですが、結婚式はできますか?もしできるなら必要な物がすべて入った見積もりをください!」
で、さらに
「こちらの要望が変わらなかったらこの見積もりで当日を迎えられますか?」
って確認しちゃいましょう!
なぜここまで言うか。
それは実際にこんな式場もあるって知ってるからです。
見積りアップの原因はプランナーに科せられた厳しいノルマ?
これはある大手結婚式場のプランナーから聞いた話。
そこは少人数はほとんど相手にしていなくて、最低でも60名以上の結婚式がメイン。
で、打ち合わせが進んでいくと見積もりを出すんだけどその式場は1パーティー500万っていうボーダーラインがあって何が何でも500万円以上の見積りにさせるんですって。
え?500万?
60人だったら1人83,000円ってことでしょ?
こわすぎー((ll゚゚Д゚゚ll))!!!
どんだけお金を使わせるんですかって話ですよ。
でね、招待状発送前の打ち合わせあたりでそのノルマ達成のために出てくる必殺ワードが
「せっかくなんでたくさんのゲストにお祝いしてもらいましょう♡」
です。
まぁ言い方は色々あります。例えば…
「せっかくなんですからたくさんのゲストに祝福してもらったらいかがですか?」
⇒だからこじんまりしたいんだって言ってるじゃん!
「たくさん呼んだ方が1人あたりの金額が減るので実はお得なんですよ。」
⇒んなもんたくさんご祝儀くれる人がいっぱい来る場合!友人・同僚・後輩を多少増やしても大して得にはならんから!
「二次会を別にするのって結構大変だしWで料金がかかるので1回で済ませた方が楽だしお得なんですよ。」
⇒二次会をするのはそれなりの理由があってのこと。みんな一緒に出来るならはじめからそうしてるっつーの!
親切そうに聞こえるけどなんかどれも余計なお世話じゃないですか?
もちろん「それもそうね!」って心から思えればいいけど、もし自分達が色々考えた末に選んだゲストなら断固として断るべきです!
だからブラックプランナーの
「せっかくなんでたくさんのゲストにお祝いしてもらいましょう♡」
にはくれぐれも注意なんです。
日にちが近くなってたら言うノルマ達成ワード
あとこれは余談だけどこういう式場って日にちが迫ってきて見積もりが足りないと
「後からやっておけば良かったって思っても遅いですからね」
とか
「記念ですからね♡」
って言葉に変わります。
確かにそういわれるとやっぱりやった方がいいかな?つけたほうがいいかな?って気にもなりますよね。
そして大体そこで提案されるのは映像・写真・ビデオ関係。
簡単に10万単位で見積もりは増えるしさほど手配の手間もかからない。
しかも結婚式のアイテムはどれも高額だから最後の方になってくると金銭感覚も麻痺してくるのでそこをブラックプランナーは狙ってきます。
POINT最後まで惑わされずしっかりと自分達の考えをもって!FIGHTです٩( •̀ω•́)و
さいごに
もうね、ノルマのためには手段を選ばない式場の話を聞いたあとは友達や後輩に「絶対にあそこは下見にも行っちゃダメだよ!」って言いました。
だってお客様のためとが言いながら会社や自分の利益の事しか考えてないんだから。
まったくなんのために結婚式に携わる仕事についたんですかねぇ…悲しくなります。
もちろんこんな式場ばかりじゃないけどそういう式場もあるのは事実なのでもしプランナーから
「せっかくなんでたくさんのゲストにお祝いしてもらいましょう♡」
が出てきた時は慎重にご判断ですよ!