元プランナーが他では聞けない少人数の結婚式のちょっとした疑問や気になるあれこれをまとめてみました☆

新婦父の入場のリハーサルのリハーサル

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新婦父入場
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結婚式当日。

どのゲストよりもドキドキしてるのはバージンロードを歩くお父さんでしょう。

 

式の当日、新婦と腕を組んで入場する練習をするお父さんの背中には不安と喜び、嬉しさと寂しさなど色んな感情が混じって見えます。

でもなによりも娘さんへの”愛”が感じられて花嫁さんに一番見てほしいところでもあるんです。

 

今、思うような結婚式ができなくなってガッカリしてるカップルがたくさんいて中には「盛大にできないなら結婚式なんてやる意味がない」と絶望してる人もいます。

確かにお気に入りのドレスを着てヘアメイクバッチリして、みんなと楽しくワイワイ華やかに結婚式することを夢見ていた人にとっては、こじんまりとした家族だけの結婚式なんてやる意味がないのかもしれません。

 

でも盛大で華やかなだけが結婚式じゃないんです。

 

そこで今回は盛大な結婚式でも、家族だけの結婚式でも変わらない目に入れても痛くない娘の結婚式を迎えるお父さんのお話をしたいと思います。

これから結婚式をするみんなが少しでも明るく前向きに結婚式に臨んでもらえたら嬉しいです。

 

 

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 新婦父入場のリハーサルのリハーサル?!

「盛大にできないなら結婚式なんてやる意味がない」

そんな言葉を見てふとあるお父さんと新婦さんのことを思い出しました。

 

まずはそのお2人から紹介しますね。

今回の新婦さん
新婦A子さんはお父さんが50歳くらいの時に生まれた待望の長女。

やっと授かったということや、お母さんを早くに亡くされていることもあり、小さい頃からすごくお父さんに可愛がられ怒られた記憶もないんだそう。

そんなA子さんはお父さんのことが大好き。

結婚式の打合せでもお父さんの衣装やバージンロードの歩き方、持病に合わせた料理、足が悪いことへの配慮などさまざまなことを心配し細かく手配していました。

 

 

ある日、A子さんから教会式での入場のリハーサルについて聞かれたんです。

式は父と入場したいんですけど、リハーサルっていつ、どんな風にするんですか?

A子さん

リハーサルは挙式の30分前に一度だけ。聖歌隊さんがお2人とお父さんに説明しながら流れに沿ってします。

かりん

当日に一度だけですか…お父さん、1回だけで大丈夫かな??

A子さん

みんなそれで出来てるから大丈夫ですよ~。

まぁ間違っちゃダメってことはないし、ぶっちゃけ少々間違っても誰も気づかないし。堂々としていれば大丈夫ですよ。

かりん

A子さんは心配そうにつぶやきながらも何となく納得していて帰って行きました。

 

 

 

が…

後日A子さんから連絡があり、今度お父さんを連れて行くので事前に入場のやり方を教えてほしいというんです。

 

 

挙式のリハーサルのリハーサル?

そんなこと言われたの初めてだし、やったことナイ。

 

 

でもね、お父さんがずーっと結婚式の入場のことを心配したままじゃ気の毒すぎる…。

やっぱり結婚式は楽しみに待っててほしいので、挙式のない平日に入場のリハーサルのリハーサルをすることにしました。

 

 

 

結婚式で新婦父がする入場の流れ

リハーサルとは言え、A子さんとは当日にバージンロードを歩いて欲しかったので新婦役は私(笑)

 

まずは入場の流れをスマートに見せるポイントを交えて説明をします。

まず新婦さんの右に立ち

右手に白手袋を握り

左手は親指を中に折って軽く拳を握り

みぞおちにグッとつける

新婦さんの半歩前に立ち

音楽が流れ扉が開いたら扉の内側まで進み一礼

目線は足元を見ずまっすぐ前に向け

歩く場所はバージンロードの右から1/3あたり

歩幅はちょうど足の長さ(一歩分)くらいで

右足を出したら左足を揃える

左足を出したら右足に揃える

これを繰り返して1歩づつ進む

ちなみに右足はすり足気味にしてドレスを踏まないように注意

バージンロードの前まで進んだら新郎さんに向かって一礼

新婦さんの手を取り

サンドイッチみたいに挟んで新郎さんに差し出す

そこでなにか一言新郎さんに言っても握手をしても良し

新婦さんのトレーンが全部足元を過ぎるまで待ち

自分の席につく

【注意】式場にやり方が変わるところがあります!

緊張するであろう場面でこれだけのことを1度のリハーサルで覚えろと言うのは確かにキビシイかも(´▽`*)

 

 

案の定A子さんのお父さんはリハーサルのリハーサルでもなかなかスムーズに歩くことができませんでした。でも

 

真剣な顔つき

そして間違えると「あ、違う!もう一度お願いします。」

と首を傾げながらできない自分にちょっとガッカリとしながらも、納得できるまで何度もやり直すお父さんの姿は今でもよーく覚えています。

娘の晴れの日。思い出を噛みしめながらかっこよく娘さんとバージンロードを歩きたい。そんな思いだったのかもしれませんね。

 

 

でも練習の甲斐もあってか?

挙式当日はロボットみたいだった足取りもスムーズになったし、新郎さんとしっかりと握手を交わして手渡すところなんてパーフェクト。

お父さん、1人お家で練習を頑張ったんだろうなぁ~(´▽`*)

 

 

 

ちなみに事前に式のリハーサルをしたのは後にも先にもこの1回だけ。

みんな教会で新婦と入場するのは不安だろうけど、リハーサルのリハーサルができるだなんて思わないもんね。

 

ただ完璧にカッコよく!良い思い出にしたいっていうのが全お父さんの思いだと思うので、もし当日が不安で夜も眠れないお父さんは式場に相談してみるといいですよ(*^-^*)

 

 

 

新婦とのバージンロードは父に贈る最高の儀式

A子さんのお父さん以外にも新婦父のエピソードは他にもたくさんあります。

 

●リハーサルが終わって教会の外で何度も何度も歩く練習をするお父さん

●どっちの足から?この次はなんでしたっけ?と流れを確認してくるお父さん

●新郎さんに手を渡すのイヤなんだけどって言うお父さん

●手を渡す時、みなさんは何て言うんですか?と聞くお父さん

●じっと自分の手を見つめながら挙式が始まるのを1人で待つお父さん

 

他にも色々あるけど、どれも健気と言うかなんというか…見てるだけでなんだか胸がキューっとなるんですよね。

 

 

正直お父さんの心の中はわかりませんよ?

でも結婚式は両親にとっての卒業式とも言われてますよね。

 

きっとバージンロードを歩きながら生まれた日のこと、初めて歩いた日のこと、反抗期で口をきかなかった時期のこと、結婚したい人がいるって言われた日のこと…

これまでにあった色んなシーン、エピソードを思い出して心の整理って言うか、ひとつの区切りを結婚式と言う場でつけてるんじゃないかって思うんです。

 

 

ただこれって結婚式をするからこそできること

家族婚でも盛大な披露宴でも変わらないお父さんに贈る最高の儀式と言うか大事なシーンだと思うんです。

 

 

娘は両親への感謝の気持ちを噛みしめながら

父は娘との思い出と共に新たな旅立ちを祝福しながら

バージンロードを歩く

 

 

「盛大にできない結婚式なんてやる意味がない」なんてことない。

結婚式は2人にとっても、家族にとっても、忘れられない旅立ちという一大イベント。

 

それだけでも結婚式をやる意味…十分あるんじゃないかな。

 

 

 

結婚式は両親にとっての卒業式なんだなぁ

たくさんのゲストにドレス姿を見せたい!

みんなでワイワイ盛り上がりたい!

一生に一度、主役になりたい!

 

心からそう思っている人には、この話は響かないかもしれない。

 

でもこんな風に悩んでいる人はもう一度、結婚式をやる意味とか、両親への思いを再確認してみてほしいんです。

 

●少人数の結婚式ってどうなのかな?

●家族だけの結婚式なんてやる意味あるのかな?

●結婚式をやった方がいいのか?やらない方がいいのか?よくわからない

そうすれば結婚式への考え方が少し変わるかもしれないから。

 

結婚式の日は2人にとってはもちろん、両親にとっても旅立ちの日。

何が正解だなんてわからないけど悔いが残らない、みんながHAPPYになれる決断をしてくださいね☆

 

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