お彼岸の結婚式は非常識?!避けるべきかどうかの見極めと注意点
よくお彼岸に結婚式をする人は非常識なんてことを耳にしますが、それはどうしてでしょう?
実はなぜお彼岸の結婚式は良くないと言われているのかきちんとわかっていない人も多いんですよね。
そこでこちらではお彼岸の結婚式が良くないと言われている理由をご紹介!
さらにやっぱりお彼岸中は式を避けるべきか、それとも式を挙げてもいいのかについてもまとめてみました。
目次
お彼岸に結婚式をするのは非常識?!
実はお彼岸だから慶事はいけないというしきたりはありません。
お彼岸は喪中のように身を慎まなくてはいけないという期間でもありませんから結婚式をすること自体は非常識なことではないんです。
ではどうしてお彼岸中の結婚式は非常識という認識が広まっているのでしょうか。
お彼岸の結婚式が良くないと言われる理由
正直若い世代ではお彼岸中の結婚式が良くないという認識はあまりないので、ほとんどそう考えているのは親より上の世代じゃないでしょうか。
ではなぜお彼岸の結婚式が良くないと言われているのかと言うと、それは年に2回、3月と9月にあるお彼岸はご先祖様に感謝し供養するためにお墓参りに行く日だからです。
お寺などでは彼岸法要なども行われ檀家は法要に参加してお寺の住職に対して先祖や家族を供養してくださる感謝を表す機会でもあるので、年配そしてしきたりを重んじる方などにとってはとても重要な日。
だからそんな大事な日に結婚式をすることはゲストに迷惑がかかるために非常識だと思われることがあるということなのです。
注意実際にはお彼岸に入る前にお墓をきれいにするものなので、お彼岸直前の休日も迷惑と思われるかもしれません。
お彼岸の結婚式を避けた方がいいケース
お彼岸の結婚式は非常識ではないけど人によっては迷惑がられることがあるのですが、実はそれ以外にもお彼岸の結婚式は避けた方がいいケースもあるんです。
●しきたりを重んじる人(一族)がいる場合
●彼岸中の”婚”を避ける風習の地域やその地域の人がいる場合
POINT地域や家の風習を一番に考えることが大事。1人でも納得できないようであれば他の日を検討した方が無難です。
お彼岸でも結婚式をしても良いケース
確かに春や秋のトップシーズンともなると大安友引の土日は人気があるので予約は早い者勝ち。
遅い契約になると希望日がなかなか取れずどんどん選択肢が狭くなってしまい、唯一空いていた日がお彼岸になってしまうことはよくある話です。
しかも最近は「お彼岸に結婚式をするのは非常識」という考えがあることさえも知らない人もいるので、両家の両親に相談して特に問題ないと言うのであればお彼岸に結婚式をするのもありでしょう。
確かに春のお彼岸は受験シーズンも終わりほっと一安心。子供達は春休みだし、大人も移動や転勤などがあってもまだ新しい生活がスタートする前なので予定も立てやすい時期です。
また秋のお彼岸はシルバーウィークにも絡んできますが、よほどの長期の旅行などがなければ結婚式で1日潰れたとしてもまだまだゆっくり休暇を楽しむことができます。
よく暑さ寒さも彼岸までとも言いますが、本来お彼岸近くの結婚式はとても良い気候で過ごしやすい時期なので考え方によってはゲスト思いのとても良い時期なのかもしれませんよ。
POINT中日(春分の日・秋分の日)をはさんで連休になっているような場合、連休のなか日にすると多くの人が迷惑と感じるので選ぶなら連休初日などにするのがベストです。
お彼岸に結婚式をする時に注意したいこと
お彼岸中の結婚式は決して絶対ダメというわけではありません。
ただまずはじめに相談すべき両親にはなぜお彼岸中に日に結婚式をしたいかをきちんと説明する必要はあります。
そこでこちらではお彼岸の結婚式を認めてもらうための説明の手順をまとめてみました。
両親にお彼岸の結婚式にした理由を説明する手順
① 一般的な認識を説明
「お彼岸は避けるべきだと分かっていたんだけど…」と前置きをして、知らなかったわけではないことを伝える。
②その日を選んだ理由を説明
この日を選んだ理由や他の日にずらせない事情などを詳しく説明します。
理由は人によってさまざまですが、例えば式場とお日柄(大安・友引など)にこだわったらお彼岸のその日しか空いていなかったとか、退職や転勤また出産などの関係でどうしてもその月にしたいがそこしか空いていなかったなどですね。
日にちを変えることも可能だけど、ずらすとなると他の事情が難しくなることを伝えます。
③ご先祖様や親戚のことも考える
もしそこで結婚式をする場合は結婚の報告とお彼岸に結婚式をすることになったことへの謝罪を兼ねて、事前にご先祖様のお墓参りに行くことを伝えます。
また親戚へもお詫びの言葉を添えて早めの連絡をしてもらうようお願いをしましょう。
POINTきちんとした理由があり、きちんと段階を踏んでいれば非常識扱いされることはありません。あとは事前の準備も忘れずにです(*^-^*)
さいごに
確かにお彼岸の結婚式はまだまだ避けるべき日という認識もありますが、まったく関係ないという人もいます。
それにお子さんの行事、誰かの法事、家族や恋人の誕生日など本当は避けてもらいたい日は人によっても違うし、正直そこまで気にしてたら結婚式の日にちなんて決められません。
ですからあまりに気になるようなら家族やどうしても来てもらいたいゲストには、お彼岸の結婚式になりそうだけど出席してもらえるかを聞いてみた上でどうするかを決めてもいいですね。
何はともあれ両親の反対を押し切って決めてしまうのは良くないので、まずは両親に相談して納得してもらうことから始めてみましょう。