結婚式場とのトラブルを回避!契約前に確認したい5つのこと
結婚式を契約してから「そうだったの?」「聞いてないよっ」って言うことって結構あるんです。
でも良いと思って決めた式場とちょっとした行き違いでトラブルになったり、モヤモヤしたまま準備を進めなくてはならなくなったら悲しいですよね。
ステキな結婚式を実現するためには規模や人数に関わらず式場との内容の擦り合わせや確認をすることがとっても大事なんです。
そこでこちらでは準備期間も楽しく気持ち良く結婚式を迎えるための式場とのトラブルを回避するために契約する前に確認しておきたいことをまとめてみました!
目次
結婚式場とのトラブルで多いものは?
まず結婚式場とのトラブルで多いことって何だと思いますか?
国民生活センターの報告によると相談の約9割が契約や解約についてなんです!
しかもその件数は年々増加傾向にあるんだとか。
2011年度:相談件数1,594件(1,389件)
2012年度:相談件数1,495件(1,310件)
2013年度:相談件数1,785件(1,558件)
2014年度:相談件数1,674件(1,472件)
2015年度:相談件数777件(676件)※カッコ内が契約・解約に関する相談数
ちなみに具体的なトラブルの内容も紹介すると…
1 強引な勧誘や申込金が返還されないなどのトラブル
→例)長時間に及ぶ拘束の上、勧誘され契約したが翌日解約の連絡をしたら予約金が全額返金さなかった等
2 契約直後のキャンセル料に関するトラブル
→例)解約に関する説明が一切なかった。一年以上前なのに高額なキャンセル料を請求された等
3 見積りに関するトラブル
→例)契約時の見積もりから100万以上も高くなったので解約したい等
4 結婚式当日のサービスに関するトラブル
→例)当日打ち合わせで決まっていた内容がきちんと行われなかった等
出典:国民生活センター
トラブルは結婚式をお願いする前、打ち合わせ、当日などタイミングはさまざま!
でもお2人からしたらしっかりと説明がされていないために納得できないから大きな問題になってしまうんですね。
POINT結婚式は一生に一度!やり直しがきかないからこそ自分達もより慎重になって守っていく必要があるんです!
結婚式のトラブルを回避!契約前に確認したい5つのこと
国民生活センターの調べではお金に関する相談が多いけど、もちろんそれ以外のことでもトラブルは起きています。
でも式場と契約をする際にきちんと確認しておけば防げたのに…って思うものも結構多いんです。
そこでプランナー目線の契約前に確認しておいた方がいいポイントと、トラブル回避のために伝えておくと絶対にいいコメントもまとめてみました。
①結婚式に関するキャンセル料を確認!
契約する前に確認したいこと
フェアなどに行って「今日契約すれば(いくら)割り引きします」とか「フェアでしかつけられない特典です」なんて言葉に安易に乗ってはいけません。
もしとりあえず予約するなら料金がかからない仮予約までにしておくのがおすすめ。
どうしても前金を払うなら解約する場合はいつまでに連絡すればいいのかをしっかりと確認しましょう。
「取消する場合、予約金はいつまでに連絡すれば全額返金になりますか?」
POINT本当に縁のある式場なら急いで契約しなくても納得して契約する日がくるはずです。
契約した後にも注意!
本契約をする時にもらう契約書には細かくキャンセル料についても書いてあります。
ただそういった規約はわかりづらい点もあるので、なるべく早いうちにどのタイミングでどんなキャンセル料がかかるのかを担当に聞いておきましょう。
「キャンセル料がかかるものとかからないもの、あとはいつからどれくらいのキャンセル料がかかるかをまとめて教えてください。」
POINT衣装店が提携店などの場合は特に注意!式場の規約とはまったく違う場合があるので個別に確認しましょう。
②結婚式に持ち込みたいものを確認!
持ち込みができるもの・できないものは式場によって異なります。
例えばレストランだとどんなアイテムを持ちこんでもOKなところも多いです。
でもゲストハウスはお母さんや友人が作ってくれたウェルカムドールでさえも会場内持ち込み禁止という鬼のようなところもあります。
あとは会食会だと自分で買ったドレスや姉妹のドレスを持ちこみたいという場合。
持込み料無料で持込み可のところもあれば、持込み料で可のところ、自分のものでも持ち込みは不可のところと会場によってさまざま!
だから衣装について希望がある場合は始めから聞いておく必要があります。
「持込みができないものはありますか?あと持込み料がかかるものを全部教えてください。」
POINT持ち込み料も確認することも大事だけど持ち込み自体ができるかどうかから確認しておきましょう。
③結婚式の見積もりの内容を確認!
金額も含めてその式場で決定したのに後から100万単位で見積もりが変わるなんてあり得ないことです。
でももしそんなことが起こったのだとしたらこのくらいしか考えられません。
①よほど豪華な内容に変更した
②始めの見積りがよほど不親切なものだった
③プランナーのミス
①の場合は自分達が決めたことなのでもし予算オーバーなのであれば優先順位をつけて削っていくしかありません。
ただし②③は式場側に問題があります。
あとから「間違いでした」とか、「実は結婚式をする上でかかるべき費用です」なんて言われてもそりゃあ納得できなくて当然です。
だからいずれもフェアなどで提示された見積りで納得したからその会場で決めたのであれば、マネージャーにも伝えて式場側になんとかしてもらうよう交渉するべきです!
「希望が変わらなければこちらではこの金額で十分な結婚式ができるということですね?」
POINT結婚式のアイテムの費用はどれも大きいからこそ、自分達でもしっかりと内容を確認しておこう!
④結婚式へのペット参加を確認!
最近ペットを結婚式に参加させたいというカップルも増えていますよね。
大事な家族の一員なのでずっと見守ってほしいという場合は基本的にゲストハウスかレストランウェディングなどを選ぶといいですね。
でもペットOKとうたっていてもどこまでとか、どんな形での参加がOKなのかは会場によってかなり差があります。
もしOKとは言っても理想の形ではできないこともあるので詳しく確認しておく必要がありますよ!
- 犬種(大型犬でもOKか)
- ゲージの有無(ゲージがなくてもOKなのか)
- 教会内(挙式)はOKか
- 会食会の時はどこにいればいいか
- ペット可のスペース(どこなら自由にさせてもいいか)
「ペットを参列させたいんですが、どういった形での参加が可能ですか?」
POINTまずは基本的にペットがOKな会場を選ぶこと。あとはどこまで参加させたいかもはっきりと考えておきましょう。
⑤結婚式場の担当プランナーを確認!
フェアの時の担当者を気に入ったから決めたのに契約したら当日までの打ち合わせは別のプランナーになることを知った。
これもよく聞く話です。
正直フェアの時はプランナーだけではなく普段は営業をしているスタッフや、担当を持たないチーフやマネージャーなどが対応していることはよくあるので安易にその人が当日までお世話してくれるものだと思わないことです。
「こちらでお願いした場合、当日までの担当はどなたになるんですか?」
POINTもし当日までの打ち合わせ担当は変わりますと言われたら「今日お約束した内容は担当の方が変わっても変わりませんよね?」と確認しよう!
結婚式場との契約時のトラブルをなくすには
気に入って決めた会場でもはじめからトラブルがあるとテンションは下がるし、これから先ホントに任せて大丈夫?って不安になりますよね。
そこでこちらでは契約時に注意したいことをまとめてみました。
●フェアなどで安易に契約をしない
いくら強引に勧誘されても迷っているなら絶対に成約するのはやめましょう!
特に長時間(4時間以上)とか、夜遅く(22時以降)になっても平気で拘束するような式場は考えものですよ。
●仮予約を利用する
迷っているならとにかく仮予約に!
もしそれで嫌な顔をするくらいならその会場はやめた方が無難です。縁がなかったんだなくらいに思いましょう。
●はっきりしてから契約する
当日までにはなんとかしますとか、改装の予定があるなどで後のイメージがはっきりしないなど、現時点で確信がなく納得ができないのなら契約するのはやめましょう。
●メモを取る
言った言わないを防ぐためにも聞いたことはしっかりメモを取っておきましょう。
実際に打ち合わせはノートPCに議事録を残しながらとか、ボイスレコーダーで録音する慎重派の新郎さまもいましたが、正直そこまでされると話す側もかなり慎重になります。
●できるだけ書面でもらう
不安なことがあればメールなどで確認しましょう。
そうすれば書面で残すことができるし面とむかって聞きにくいことも聞けますよ。
さいごに
納得できないことは結婚式の大きさや金額には関係ありません。
確かに決めてしまったことを後から取り消すのはキャンセル料がかかるのはわかるし、それでもどうしてもこうしたいと思うならキャンセル料を払ってでもなんとかするでしょう。
でも聞いていないとかそんなつもりじゃなかったと言うことに「お金を払ってください」と言われるから納得できないんですよね。
納得できない気持ちはストレスになります。そしてそのストレスは心にも体にもよくありません!
結婚式を満面の笑顔で迎えるためにも始めの段階からきちんと確認して準備を進めていってくださいね!