他人事じゃない?!スッキリで見た結婚式場トラブル!あなたの会場は大丈夫?
今日スッキリでやっていた結婚式場トラブル。
本当に?!と疑いたくなるほどひどい内容で、なんだか胸が苦しくなりました。
ずっと楽しみにしていた一生に一度の結婚式でこれほどまでにミスをされたら怒りを通り越して何も考えられなくなっても当然だと思います。
でもね、結婚式はみんなの期待も大きい分目につくところも多いんです。
そこで今回の式場トラブルの内容と、元プランナーから見た問題点、さらにそんな結婚式にならないためのチェックポイントをまとめてみました。
目次
スッキリで見たあまりに酷い結婚式トラブルとは
まず1年前から準備をしていた一大イベントの結婚式でどんなトラブルが起こったかをまとめてみました。
結婚式当日に起こったありえないミスの数々
1:会場のダブルブッキング
会場を使うのは1日1組、前日夜からの飾りつけOKと言われていた。
実際は…
●2週間前になって午前中に会議があるから飾りつけはギリギリになると言われた
●当日行ってみたら午前中に別のカップルが結婚式をしていた
2:心傷つくアナウンス
式場経由でプロの司会者を依頼。打ち合わせ時から旧姓は言わないよう何回も伝えていた。
実際は…
●当日旧姓を言われてしまった。
みなさんご事情はそれぞれ。特に入籍してから結婚式をする場合、旧姓NGという新婦さんは結構いるんですよ。
かりん
3:フリードリンクプランを間違って提供
4000円の多種多様なドリンクメニューを選んでいた。
実際は…
●ビール・日本酒・焼酎・ソフトドリンク(ウーロン・オレンジ)しか選べない最低ランクの1,500円のコースが提供された。
●ドリンクメニューがなくて何が注文できるのかもわからなかった
4:引出物の中に原価がわかる発注書混入
引出物の中に原価がわかる注文書が入っていた。友人から報告あって発覚。
ホントに?!と疑いたくなるようなトラブル…いやミスが連発ですね。
1件でこれだけのミスが重なるとその結婚式場自体、大丈夫?って思っちゃいます(;´Д`)
しかもこの花嫁さん。苦痛な心の叫びを口コミに投稿してるんだけど、それを見るとこれだけじゃないんです。
訳あって友人と兄弟のみの式で、何があっても絶対に旧姓を言わない約束だった。
打ち合わせの時見積もりなど毎回下の名前の漢字が違う。花や映像等外部打ち合わせで毎回旧姓で呼ばれ来ない両親への演出を聞かれ嫌だった。
式場見学で同じ会場は1日1組と言われ、花嫁と鉢合わせはないと安心して契約。会場装飾も自由に自分たちで出来ると聞いて楽しみにしていた。式2週間前に当日直前まで会議で披露宴会場を使うため装飾を出来ないと言われ渋々了承したが、実際は別のカップルの結婚披露宴で使われていた。
当日着付けを30分早められ、ドレスとタキシ-ド姿で待機中突然カ-テンを閉められ出てくるなと言われた。他の新郎が入ってきて着替え始めたので、物音を立てないように気を付けた。待っている間、ドレス用グロ-ブの毛玉が多かった事と、新郎胸のブ-トニアがそっぽを向いているのが気になった。
他の新郎が退出して間もなくチャペルの音が聞こえてきた。こんな嫌がらせをするために着付け時間を早められたのかと思うと辛かった。旦那はタキシ-ドで移動中他の花嫁と鉢合わせした。
挙式前に写真室でゲスト全員と記念撮影をした。その後チャペルだが、次は披露宴会場へ移動するよう案内されていた。みんな出た後心配に思いながら、写真室でチャペルでの動きを5分くらいの急ぎでレクチャ-され私達もチャペルへ移動。
写真室で練習した立ち位置が逆で入れ替わる。司会者に絶対やめてといっていた旧姓でアナウンスされた。私だけが我慢すればいいと思い泣くのをこらえながら入場。
嫌な気持ちのまま披露宴へ。電報は読まない約束だったが読まれた。新郎は会社に電報を断っていたため私の会社からの1通のみで恥をかいた。
ここからゲスト目線。2才のお子様にノンアルコ-ルドリンクをすすめる。お子様を危ないエレベ-タ-近くに誘う。受付をやってくれた兄弟にドリンクが提供されない。ウェディングケ-キがお子様4名分提供されない(お子様分も計算に含んで作っていた)ドリンクフルコ-スにしていたのにビ-ルしかない。巻き寿司がケ-キとコ-ヒ-の後1番最後に出される。ゲストの引き出物の中に原価まで細かく書かれた発注表が同封。駐車料金が発生する人、しない人。他にも多々ある。
一生に一度の結婚式を台無しにされた。ゼクシィ 口コミより
もうね、元プランナーとしてはこんなにオソロシイ結婚式、背筋が凍りますよ。
しかもこのミス以上にびっくりしたのが式場からの回答。
当日のトラブル以上にお粗末すぎです。
トラブルを起こした式場からのビックリ回答
1:会場のダブルブッキング
ワンフロア貸切とは言ったがダブルブッキングの認識はなし。伝え方が足りず誤解を生んだことは申し訳ない。
2:旧姓をアナウンス
これも事実。プランナーの周知不足と確認不足です。
3:フリードリンクプランを間違って提供
ドリンクメニューを出していなかったのは恥ずかしい限り。メニューを全部把握しているスタッフもいなかった。
4:引出物の中に原価がわかる発注書混入
引出物を作っているところで混入したと思われる。お恥ずかしい限りです。
いやいや、お恥ずかしいじゃすまないって。
しかも私がもっと驚いたのは式後にクレームを言われたのに、直接責任者が謝罪に行っていないってことです。
まぁ会場のダブルブッキングは100歩譲って捉え方が違ったとしても、絶対NGだった旧姓を言っちゃったとかドリンクが間違ってたとか引出物の中に伝票が入ってたのは即座に謝罪すべきこと。
これだけのミスがあったのに、新郎さん曰くメールを送っても返信もないし、挙句の果てには弁護士を通して連絡してこいだなんてありえませんよ。
お客様に誠心誠意お答えしてるとは絶対に言えない対応です。
2人が会場を選んだ決め手とは
ちなみにどうしてこの夫婦がこの式場を選んだ決め手はと言うとSNSでの書き込みの評判がよかったことだそうです。
●希望に沿った演出で挙式や披露宴ができました
●抜け漏れなく、ひとつひとつ丁寧に確実に対応してもらった
●料理もおいしく参列者にも満足してもらえる内容だと感じた
確かにこれを見たら絶対に良い会場だって思ってしまうかも。
ゼクシィで他の口コミを見てもいいことばかりで、総合満足度も5点満点でほとんどが4点以上。口コミだけを見るとかなり良い会場だと思っちゃいますね。
SNSは便利だけどすべてを信用するのはちょっと怖いですね。
かりん
結婚式でミスが連発した2つの原因
じゃあなぜこのご夫婦にはこれほどまでのミスが続いてしまったのか。
まずひとつ目はプランナーとの信頼関係と意思疎通がなかったからじゃないかと思います。
今回の式場のミスも対応もあまりに酷いのでかばう余地はまったくないんだけど、往復8時間もかかる結婚式場を選んだ思いや事情とか、旧姓をどうして言わないでほしいのかとか、ちゃんと話していたのかなって思うんです。
ただ「こうしてほしい」と言うだけだと聞いている方の心にはそれほど残りませんから。
そこに「こうだから」って言う気持ちが乗ってくるとプランナーもより親身に聞くようになるし、そのことに対してより注意深くチェックするようになるのです。
実際に私の式場でも送賓時にプチギフトを配り忘れたとか、余興のタイミングを間違えたなんていうありえないミスもありました。
でもありがたいことに一度も大きなクレームになったことはありません。みなさん担当プランナーに良くしてもらったし、そんなこと全然気になりませんでしたって言ってくれたんです(´;ω;`)ウゥゥ
ふたつ目はチームでの情報共有不足
式場では当日ゲストにサービスするスタッフは派遣やバイトなどスポットの人がほとんどで、そういうスタッフがドリンクのサービスや引出物のセットなどゲストに直接関わる仕事をしてるのが現実です。
しかも結婚式だからって特別な思いはなく、いつもやっていることを淡々とこなすっていう人も多いんです。
だからこそ司会者には当日にも何度も何度も旧姓NGを伝えないといけないし、結婚式に関わるすべてのことを最終的にプランナーがチェックしないといけないと思うんです。
それができていなかったからこんなにたくさんのミスが起こってしまったんだと思います。
あと最近は下見・営業・当日施行、すべて違うスタッフになるという会場もあるようですが、このスタイルはトラブル起こりがちなので自分達が気を付けることが大事。
打ち合わせした内容はしっかりメモしておきましょう。
実際国民生活センターには結婚式が終わった後、多くの相談が寄せられるそうですが
●打ち合わせ通りのサービスが提供されない
●料理冷たい
●飲み物の種類少ない
やはりスタッフの連携や担当者との意思疎通がなかったせいで起こるトラブルが多いんですね。
後悔の結婚式 気持ちを落ち着かせるには?
確かに終わってしまった結婚式はもうどうにもならない。
もう一度やり直すわけにもいかないけど、こんなつらい気持ちのままで終わらせるわけにはいきません。
だからもう金銭的な解決をするしかありません。
今回の結婚式で言うと金額的にはこのくらいは値引きして当然だと思います。
会場使用料→無料
司会者→無料
ドリンク→1,500円プランで請求
サービス料→無料
さらに1年後の結婚記念日にお2人に宿泊プレゼントをして、気持ちを新たにステキな記念日を過ごしてもらって生まれ変わったホテルを見てもらうといいんじゃないかと思います。
そして2人は割り引いてもらった分で気分転換になることをしたら良いと思います。
あとは誠心誠意というなら責任者が問題が起こってしまったことと原因を把握し、直接会いに行って謝罪すべきですね。
もちろん引出物に原価の伝票が入っていた人にも式場側から直接謝罪ですね。
ここまでこじれてしまうとお互いに気持ち良くって言うのはなかなか厳しいとは思うけど、弁護士を通して話をしてこいだなんて自分達が悪かったと思ってない証拠。是非真摯に向き合ってほしいですね。
あなたの式場は大丈夫?危険度をチェック
ネットではどこの式場か?と噂になりほぼ確定されていますが、ここではあえて式場の名前は出しません。
だって、こんなことはどの式場でも起こりうることだから。
だから今、なんとなく会場としっくりきていない、式場の対応に不満があるならこちらをチェックしてみてください。
1.担当者がいっぱいいる
大きな式場で多いのが花・司会・衣装・へア・メイクなどの打ち合わせはそれぞれが行うパターン。
それぞれで打ち合わせた内容がプランナーにきちんと伝わっていない。
2.メールの返信が遅い
基本は24時間以内。遅くても48時間以内に返事が鉄則だが何日も返事が返ってこないことがある。
(ただし平日はお休みを頂いていることも多いので出勤日で考えよう。)
3.約束を守ってくれない
打ち合わせの時間や、後日送りますと言ったものが送られてこないなど、約束を破られる時がある。
4.契約時と違うことを言われる
契約後に担当者が変わる会場の場合は要注意。
特に特典や金額面、出来ると言われていたことが出来ないと言われることはないか。
5.間違いが多い
名前を間違えられる、見積りが何回も間違っている、送ってもらったカタログなどが違うなどが何度もある。
6.どんどん追加を勧めてくる
売上重視の会場に多いのがキャンセルできない時期になるとどんどん追加をさせるパターン。
お客様の気持ちよりお金が優先になっている証拠で他の肝心なことをお粗末に考えている可能性もある。
7.見積もりをなかなかくれない
最終的な見積りってどこもなかなか出してくれませんが、お願いされたのなら遅くても1週間以内には届くはず。
もっとかかっている、もしくは何度言ってもくれないのは要注意。
8.苦情を言った後の対応
ちょっと…ということがあれば早めにクレームとして伝えてみましょう。
その時の対応が納得できなければ後々も色々と納得できないことが起こるケースが多いんです。迷わず早めに式場を変えることを考えましょう。
もし半分以上当てはまるなら要注意!
このままではあなたの理想の結婚式が危険かも?!
もしこの次になにかあったら責任者に話して、起ったことの原因や今後の対応を説明して改善案を出してもらいましょう。
そしてそれでも改善されないのであれば、取り返しのつかないことになる前に式場を変えるなどを検討することをおすすめします。
結婚式場トラブルを無くすために必要なこと~まとめ~
今回スッキリで見た結婚式場トラブルはとにかく酷いもので、式場側が反省すべき点ばかり。式を挙げたご夫婦は本当に気の毒だと思います。
ただ被害を受けたと言っているご夫婦の話しか聞いてないので、元プランナーとしては
●自分達の意見をきちんと伝えていたのかな?
●違うと思ったことはその時点で伝えて納得できるまで説明してもらったのかな?
と思うところもあります。
よく「こんなこと言ったらクレーマ―扱いされるんじゃないか。」とか、「めでたいことにケチをつけるみたいで。」と言って気になっていることを言わないカップルがいますが、そんなことは気にせずどんどん式場に言った方がいいですよ。もちろん常識の範囲内で(´▽`*)
いくら我慢しても結婚式はやり直しがきかないので後悔しか残りませんから。
あくまで個人的な意見ではありますが、後悔しない結婚式のために注意すべきポイントをまとめてみました。
是非思った通りの素敵な結婚式が叶いますように☆