挙式のみでも心づけは必要?渡すとしたら誰に何がいい?
結婚式というとスタッフへの心付けを渡すというイメージもありますよね。
でも挙式だけのシンプルな結婚式だと必要ないような気もするけど、やっぱりそれでもチップは必要なのでしょうか。
そこでこちらでは挙式のみの結婚式での寸志はどうするべきか?またもし渡すとしたら誰にどんなものがいい?などコーディネーター目線も含めてご紹介します。
目次
挙式のみの結婚式でも心付けは必要?
結婚式はお世話になるスタッフに心付けを渡さないといけないと思っている人って結構多いですよね。
でもこれははっきりとした決まりもないので、渡しても渡さなくてもどちらでもいいのです。
ちなみに【心付け】には世話になる人に感謝の気持ちを示すために与える金銭や品物。祝儀。チップ。という意味があります。
そう!要は気持ちなんです。
だからあなたが「本当にステキな結婚式のお手伝いをしてくれてありがとうございます。」と思えば渡す、別にそんなこと思えないなら渡さなくていいってことなんです。
よく心付けを渡さないとちゃんとやってもらえないんじゃないかと心配して渡す人もいるようですが、相手はプロ!
仕事としてやっているんですからそんなことで手抜きなんてされないですから純粋にあなたの気持ちで決めましょう。
POINT心付けは風習や義務感で渡す必要なんてない!あくまでも感謝の気持ちを表す方法のひとつなのです。
式だけの場合寸志は誰に渡せばいい?
当日心付けをスムーズに渡すには事前の準備が大事です。
そこで挙式のみの場合、心づけが必要と思われる当日にお世話をしてくれる人を重要度が高い順にご紹介します。
①美容師(ヘアメイク・着付け)
花嫁にとって結婚式当日のヘアメイクってすごい大事ですからね!
もう結婚式の思い出をすべて左右するくらいと言っても過言ではないのでやっぱり美容さんが一番でしょう。
②介添え
これ実際に挙式してみるとよくわかるんですが花嫁の気持ちや動きをよく理解しててかゆいところに手が届くという感じでサッサッとなんでも気づいてやってくれます(笑)
本当に当日は頼りになるし、きっといてくれてよかったと思うはずですよ。
③カメラマン
これは正直出来上がりを見ないと何とも言えないところではありますが、希望のショットを聞いてくれたり緊張をうまくほぐして自然な写真を撮るよう努めてくれたなどで判断してもいいでしょう。
④プランナー
これは当日というよりも当日までの方が大きいかもしれません。
なのでこれまでミスだらけだったようなプランナーなら渡す必要はないし、本当に一生懸命準備をサポートしてくれたと思えば渡せばいいでしょう。
ちなみに打ち合わせと当日のプランナーは別という式場もあるので注意しましょう。
⑤牧師や神父(人前式なら司式者)
これはちょっと一般的ではないので、渡す方もいらっしゃるという程度です。
実際に式中の説教などで心に響く素敵なお話をされた牧師先生に是非お渡しいただきたいというカップルもいますから、ここは本当に気持ち次第です。
⑥聖歌隊&オルガニスト
牧師先生に渡される方はこちらも同様に渡す方が多いです。
確かに教会内に素敵な歌声を響かせて挙式を演出してくれたスタッフですからね。挙式だけならよりそう感じさせるかもしれません。
心付けを結婚式で渡すならやっぱり現金?
やっぱり心付けを用意しようと決めた。で寸志はやっぱり現金がいいという意見や、式場によっては断られてしまうので物の方がいいという両方の意見があるのでまた悩みますよね。
でもこれも正解はありませんからどちらでもいいんです!
結婚式のスタッフへの心付けの相場
もしお金にしようと思ったら今度はいくらくらい渡したらいいのか相場が気になりますよね。
そこで実際に現金で用意したいという方のためにそれぞれのスタッフへの相場をまとめてみました。
●美容師:1人3,000円~5,000円
ただし着付けまで含めると何人もいる場合もあるので代表の方(大先生とか)にまとめて5,000円~10,000円を渡すという人も多いですね。
●介添え:3,000円~5,000円
披露宴付きの場合なら5,000円~10,000円かな?という感じですが、挙式だけなら拘束時間が少ないので3,000円程度でもいいのでは?
●カメラマン:3,000円~5,000円
こちらも挙式だけだと拘束時間やショットも少ないのでこのくらいで十分でしょう。
●プランナー:3,000円~10,000円
式場によって当日までと当日の担当プランナーが違うこともあるので、その場合は2人で1つにしてもいいし、お世話になったと思う方だけに渡してもいいでしょう。
●牧師・神父:5,000円~10,000円
挙式が終わった後などは多分渡すタイミングはないので、大体プランナーなどから後でお渡しいただくようになります。
街場の教会では数万円を包むのが一般的だそうですが式場の場合はそこまで包まなくてもいいのですが、やはりそれなりの職業ということで他のスタッフよりも大目に包んでいる方が多いようです。
●聖歌隊&オルガニスト:5,000円~10,000円
聖歌隊とオルガニストは同じ業者というところが多いので、ここはまとめてお礼をしてしまってもいいでしょう。
式場によっても違いますが合わせて2~4名なので人数によって金額を考えるといいでしょう。
結婚式の心付けで物を渡すのはあり?
お金ではなく何か物で感謝の気持ちを伝えたいという人もいますよね。
たしかに式場のスタッフの場合、チップなど現金の受け取りは一切禁止しているところもあるし、上司に渡して終わりなんて言うところもありますから物でも全然構いません。
その場合に一番無難なのはやっぱり菓子折りでしょう。
ただしカメラマンや牧師先生、また聖歌隊などに1つづつ…というのはなかなか厳しいですから、菓子折りにする場合は美容師に1つ、あとはプランナーに大きめのものを用意して「みなさんで」とお願いしてしまうのがいいでしょう。
実際そういう方もいましたが、まとめて頂いた菓子折りは教会スタッフ(牧師先生・聖歌隊・オルガニスト・カメラマン)にも「○○様より頂きました」という形で届けるので気持ちは十分伝わります。
このパターン実は意外と少ないので特に聖歌隊さん(女性)はとっても喜んでいましたよ。(もちろん式場によってシステムの違いはありますので確認を!)
POINTできれば地元の銘菓や話題の菓子店などのものを「わざわざ用意する」と感謝する気持ちがより伝わりますよ。
心付けを渡すタイミング
これも色々調べて見ると挙式の前が良いとか、終わってからが良いとかどちらの意見もあります。
もし「今日はよろしくお願いします。」という意味で渡すなら前だし、「ありがとうございました。」という意味で渡すなら後なのでどちらがいいのか迷いますよね。
確かに心付け本来の【特別な配慮に対する感謝のしるし】という意味からすると後で渡すのが良いような気はします。
でもどちらかと言うと日本の結婚式では「今日はよろしくお願いします。」という意味で先に渡すのが一般的なんです。
まぁ心付けはあってもなくても結婚式のクオリティが変わることはないけど、確かに先に頂くと「さらにしっかりと努めないと」と気持ちが引き締まるということは多少なりともあるでしょう。
でもですよ?
もし先に心付けを渡した場合、挙式で何か意に反することや納得できないことがあったとしたら、「お願いします」という意味を込めて先に心付けを渡したのにって後悔するとは思いませんか?
もしそんなことがあったら私だったらきっと後悔すると思います(笑)
それに実際プランナーとして心付けを頂いた時、正直後の方が嬉しかったです。
それはお2人が「本当に良い結婚式ができてよかった。」と心から喜んでくれている証拠で「今日はありがとうございました」と言って後から頂く方が心がこもっていて本当に良い結婚式のお手伝いができたことを実感できたからです。
いずれにしてもどちらが正しいとか、どちらかにしなくてはいけないことはないので2人でよく話し合って決めるといいでしょう。
POINTスタッフへの当日の心付けはどういう意味を込めて渡すかによってタイミングは変わるので、どちらが良いかは人それぞれです!
さいごに
挙式のみでも披露宴をする結婚式でも心づけは絶対に必要というわけではありません。
昔は当たり前のようにたくさんのスタッフにチップが配られていましたが最近ではその習慣も薄れつつあるので、ご自分達はどうしたいかを考えて決めれば大丈夫です。
何よりも大事なのは気持ちなので、心から私たちの結婚式のお手伝いをしてくれてありがとう!と思えれば渡す、思えなければ渡さない。
シンプルにそれだけでいいんです。