結婚式当日の親の心得~到着から見送りまでにする8つの気配り
子供の結婚式。
親としてはあれこれ気になったり心配になることが出てきますよね。
披露宴なら大体想像はできるけど新郎新婦が主体となって準備を進めてきた少人数の結婚式だと親は当日、どんなことに気をつけてどんな振る舞いをしたらいいのでしょう。
そこでこちらでは新郎新婦の親としての結婚式当日の心得とゲストへの気配りについてまとめてみました。
ある程度頭の隅に入れておくとカンペキにできなくても当日の気持ちの余裕が変わりますよ。
目次
結婚式に親としての大事な3つの心得
結婚式は規模だけじゃなく誰が主体になって進めたのかによって、親としての立場は変わります。
【A:新郎新婦が主体】
●招待状は2人の名前で出した。
●内容もほとんど2人で決めたし費用もすべて2人持ち。
●ほとんどの準備を新郎新婦が進めた
⇒ この場合は親はもてなされる側。親族が中心の少人数結婚式に多いパターンです。
【B:親が主体】
●招待状は両親もしくは連名で出した。
●結婚式の内容は親も一緒になって決めた
●費用も親が全額もしくは一部負担している
⇒ こっちは親はもてなす側。盛大な披露宴の結婚式に多いパターンです。
マナー的にはこうなります。
でも少人数の結婚式だと、きっちりどっち側と決めるのは難しいので基本的な結婚式に臨む親としての大事な3つの心得を頭に入れておきましょう。
心得1:感謝の気持ちを持ってゲストに配慮する
自分達の息子(娘)のために来て頂いてありがとうございますという気持ちをもって接しましょう。
結婚式では親はゲストに対して配慮するべきと考える人も多いので、ゲストと同じように結婚式を楽しむだけではダメです。
いくら2人が主催する結婚式とは言っても結婚する2人の両親であることは変わらないので親としてのごく一般的な気遣いを心がけましょう。
心得2:新郎新婦がいないシーンでは2人の代わりとして努める
2人がいない時は新郎新婦の代わりにもてなす気持ちを持って接しましょう。
基本的に新郎新婦がいる場所ではゲストへの気遣いは2人に任せてしまって構いません。
でも式場に着いてから式場を出るまでには新郎新婦がゲストに気を配ることができない時間もたくさんあるので、そこはホスト役を努めましょう。
心得3:新郎新婦に招待されたということも忘れない
新郎新婦がいる時はゲストとして楽しみましょう。
両親にも気兼ねなく結婚式を楽しんでほしい、両親に感謝の気持ちを伝えたいという気持ちもあってこの結婚式のスタイルを選んだカップルも多いです。
なのでゲストに気を遣ってばかりいないで、そんな2人の気持ちも汲んでゆっくり歓談会食を楽しみながら我が子の晴れの日を心に刻みましょう。
結婚式当日の親としてしておきたい気遣い8つ
基本的にはこの3つの心得さえ抑えておけば大丈夫です。
でも具体的にどんなことに気を付けたらいいのかも知りたいですよね。
そこでこれまで少人数の結婚式で見てきた親としてしておきたい振る舞いや気遣いをシーン毎に8つ紹介します。
シーン1:式場入り
①遅れないように早めに式場に行く
挙式が始まる1~2時間前には式場に行きましょう。
到着が遅れると自分達も焦ってスタートから結婚式を楽しむ気持ちが半減してしまうし、遅く着くと両親なのになんて思われてしまうことも。
早すぎて困ることはないので、早めに到着してゲストを出迎えるくらいの気持ちで式場に向かいましょう。
特に親族ばかりの結婚式だと両親が来ていないとすぐにわかるし、早く来た親族が心細そうに待っているのでなるべく早め到着をおすすめします。
②式場内の場所を確認
式場についたら会場内をチェックしましょう。
挙式や会食会場、また控え室やトイレ、クロークなどはわかっていた方がいいです。
知っていると自分が安心なのはもちろん、さっと場所を教えてあげられるとゲストも安心なので早めに行って確認しておきましょう。
③ゲストをお迎えする
ゲストが式場についたら控え室に案内しましょう。
控え室があれば控え室でいいけれど少人数の場合控え室がないこともあります。
その場合はラウンジへお通しして好きなドリンクを注文してもらい、支払いはまとめてしましょう。
シーン2:挙式が始まる前
④お相手の両親に挨拶をする
まずはお相手側の両親に挨拶をしましょう。
内容はごく簡単な挨拶でOKです。
また結婚式当日はイレギュラーなことが発生することが多々あるのでできれば2人の担当プランナーにも挨拶をしておくのがベスト。これも一言で十分です。
その際心付けは渡してもいいし渡さなくてもいいです。
あくまで2人の結婚式なので心付けも2人がどうするか考えているはずなので、自分の気持ちとしてどうしたいかで決めましょう。
⑤親族紹介をする
親族紹介を2人からお願いされたら事前に準備しておきましょう。
最近では会食中に1つの演出として親族紹介をするカップルも多いですが、基本的に親族紹介は挙式前に行います。
もし新郎新婦が不在で親族紹介を任されたなら紹介は自己紹介なのか、両親から全員を紹介するのかを本人に確認しておき両家で紹介方法を合わせておくこと。
そしてももし両親から全員を紹介するのであれば名前と続柄を確認しておきましょう。
よく続柄がわからなくなったり名前を間違えてみんなから苦笑いされているお父さんいますから(笑)
シーン3:会食中
⑥会食中は挨拶まわりをする
歓談がスタートしたら挨拶回りをしましょう。
自分側のゲストはもちろん、相手側のゲストにもご挨拶に行きましょう。
両家の親族が集まる機会はそうそうないですし、両家のお付き合いの始まりでもあるのできちんと挨拶しておきましょう。
⑥食事はきちんといただく
少人数の結婚式なら両親も食事をゆっくり楽しみましょう。
特に2人で考えた結婚式はお料理にもこだわっているカップルが多いんです。
中には1人1人メニューを変えているなんていうこともあるので、挨拶まわりも大事だけど2人が用意してくれたお料理もしっかりと食べてくださいね。
シーン4:お開き後
⑦ゲストのお見送りをする
会場を出たゲストを見送りましょう。
少人数の結婚式の場合、送賓は新郎新婦のみということも多いです。
でもここは「わざわざ私どもの息子(娘)のために来てくれてありがとうございます。」という感謝の気持ちをこめて、会場の出口でいいので1人づつ見送りましょう。
⑧ゲストを会場から見送る
全員を見送ったらどうやって帰るかを確認しましょう。
新郎新婦はお開き後間もなくお引上げをしてしまうのでゲストがどうやって帰るかを確認することができません。
なのでできれば2人の代わりに帰りの交通手段を確認して一緒に帰れるようであれば一緒に帰るとか、タクシーが必要であれば代わりにタクシーを手配するなどできるかぎりの気遣いをしましょう。
少人数での結婚式に参列する両親にとって大事なことはまわりへの配慮もしつつ、自分達も結婚式を楽しむことです。
かりん
結婚式当日の親の心得とシーン別の気配り~まとめ~
新郎新婦が2人で準備を進めてきた少人数の結婚式では両親はもてなす側でもあり、もれなされる側でもあります。
だから基本的には
●新郎新婦がいない時は代わってもてなす
●新郎新婦がいる時はゲストとして楽しむ
というスタンスでいましょう。
あまりにあれこれ気を遣いすぎると2人の想いを踏みにじることにもなりかねないし、あまりにお客さんすぎると親戚のうるさ型にあれこれ言われ兼ねませんしね。
是非当日は臨機応変に、気遣いするポイントを抑えて心に残る結婚式を楽しんでくださいね。