結婚式の親族紹介の順番と紹介方法!みんなの呼び方はどうすればいい?
親族だけの少人数の結婚式でもきちんとした親族紹介をしたいという人もいますよね。
でも実際に親族紹介をしようとするとどういう順番でしたらいいの?とか、続柄などをどういう風に紹介したらいいのかよくわからなくて困ってしまうことも。
そこでこちらでは一般的な親族紹介をする順番や呼び方、また紹介方法などをまとめてみました。
目次
結婚式でする親族紹介の順番
親族紹介をする時にまず悩んでしまうのが親族の並び順でしょう。
これは基本的には1親等→2親等…という形に並べ本人から近い順、かつ歳上から順に紹介をしていけば良いだけなんです。
でも普段親族の順番なんて意識することは少ないのでなかなかピンときませんよね。そこで親族の続柄表を使って具体的にご紹介してみましょう。
親族紹介で言う親等と続柄一覧
① 1親等
両親・自分の子供
② 2親等
祖父母・兄弟姉妹・兄弟姉妹の配偶者
③ 3親等
曾祖父母(ひいおじいちゃん・ひいおばあちゃん)甥姪・おじおば
④ 4親等
いとこ・大おじおば
⑤ 5親等
いとこの子供・大おじおばの子供
⑥ 6親等
大おじおばの孫(はとこ)
POINT親族紹介は基本的に自分に近い続柄(1親等→2親等…)から順番に紹介していけばいいのです。
親族紹介の順番を具体的に考えてみよう
でも実際に親族を順に並べてみるとどうしたらいいのかわからないところがいくつか出てきます。
そこでこちらでは河合家(仮)を例にとって親族紹介の順番を一緒に考えてみましょう。
招待した親族を家族ごとにまとめてみよう
まずは河合一族を家族単位でまとめてみます。
<家族>
◆河合家
・父・母(河合 雄太・春子)
・父方祖父母(河合 正雄・ユキ)
・母方祖母(最上 ハル)
・兄夫婦と姪(河合 雄一・紀香・愛香)
・妹(河合 秋菜)
◆姉夫婦(小林家)
・姉夫婦(小林 太一・夏海)
<親戚>
◆父の兄(河合家)
・伯父夫妻:河合 雄三・律子
◆父の弟(河合家)
・叔父:河合 慎吾
・息子夫妻と子供:河合 英二・香里・遥香
・娘:河合 奈津
◆母の姉(髙橋家)
・伯母:髙橋 裕子
◆祖父母の姉(阿部家)
・大伯母:阿部 スミ
・息子夫妻と子供:阿部 孝雄・京子・雄輝
◆祖父母の弟(河合家)
・大叔父:河合 正孝
・息子:河合 博史
これを先程の続柄一覧で同じ親等でまとめてみます。
家族ごとに色分けしてみたので、そちらも併せて見てください。
●1親等:両親・自分の子供
父・母:河合 雄太・春子
●2親等:祖父母・兄弟姉妹・兄弟姉妹の配偶者
父方祖父母:河合 正雄・ユキ
母方祖母:最上 ハル
兄夫婦:河合 雄一・紀香
妹:河合 秋菜
姉夫婦:小林 太一・夏海
●3親等:甥姪・おじおば
兄夫婦の姪:河合 愛香
伯父夫妻:河合 雄三・律子
伯母:髙橋 裕子
叔父:河合 慎吾
●4親等:いとこ・大おじおば
叔父の息子夫妻:河合 英二・香里
叔父の娘:河合 奈津
大伯母:阿部 スミ
大叔父:河合 正孝
●5親等:いとこの子供・大おじおばの子供
叔父の息子の子供:河合 遥香
大伯母の息子夫妻:阿部 孝雄・京子
大叔父の息子:河合 博史
●6親等
大伯母の息子の子供:阿部 雄輝
どうでしょう?
基本の通りに並べるとこうなるんですが、これじゃあ家族や家系がバラバラになってしまってなんだかわかりずらいですよね。
親族紹介ではわかりやすく紹介することも大事なので、そこまで親等順にこだわらなくても良いのです。
親族紹介する順をわかりやすく並べかえてみよう
親等順を重視するとわかりにくくなってしまうこともあるので、もしこの河合家に私が親族紹介の順番をアドバイスするとしたら次のような感じになります。
あと新郎新婦様からよくいただいた質問や疑問もあわせてご紹介していきますね。
まず兄弟姉妹までの家族を紹介します。
①父・母(河合 雄太・春子)
②父方祖父母(河合 正雄・ユキ)
③母方祖母(最上 ハル)
④兄夫婦と姪(河合 雄一・紀香・愛香・愛香)
⑤姉夫婦(小林 太一・夏海)
⑥妹(河合 秋菜)
POINT①兄弟は傍系親族、祖父母は直系親族なので祖父母を先に紹介します。(最近は兄弟を先にするところも増えています) POINT②祖父母などで父方と母方と両方いる場合は一般的には父方を先に紹介します。 POINT③甥姪は基本的には親(新郎新婦の兄弟)の後に続けて紹介。ただし結婚して独立世帯になっているなら親の後に続けて別に紹介します。
次におじおばまでをまとめて紹介
⑦伯父夫妻:河合 雄三・律子
⑧伯母:髙橋 裕子
⑨叔父:河合 慎吾
POINT④おじおばは父方母方は特に言わなくても良いです。 POINT⑤いとこは独身であればおじおばと一緒に紹介。結婚して独立世帯になっているのであれば4親等のはじめに紹介します。
次に4親等以下をまとめて紹介
⑩いとこ夫妻と子供:河合 英二・香里・愛香
⑪いとこ:河合 奈津
⑫大伯母:阿部 スミ→従伯父夫妻とはとこ:阿部 孝雄・京子・輝樹
⑬大叔父:河合 正孝→従叔父:河合 博史
POINT⑥特に大おじ・いとこ違い・はとこなど遠い親戚は繋がりのある家族単位で紹介してしまっても良いでしょう。
基本の続柄とは少し順番が変わりますができるだけ本来の紹介順を取り入れつつ、家系単位(図中のピンク・黄色・緑・青の矢印)にまとめてみました。
こちらの方がどういった家族なのかがわかって親切です(*^-^*)
注意あくまでも新郎新婦から近い順に紹介しないと機嫌を損ねそうな人がいるのであればきっちりと親等順に紹介した方が良いです。順番は親族の顔ぶれも見て両親にも相談しながら決めましょう。
親族紹介のやり方は2パターンある
親族紹介をする順番はなんとなくわかりましたか?
あとは誰がどうやって紹介をして行くかですね。
親族紹介には大きく分けて2つの紹介方法があるんですが特にどちらとは決まっていないので、どちらにするかはお2人で決めてもいいんです。
そこでそれぞれのやり方とメリットとデメリットをまとめてみました。
【1】自己紹介形式
1人1人自分で新郎新婦との関係と名前を言って行く方法です。
《メリット》
自分の名前を言うので名前の間違いはない。
《デメリット》
緊張のせいか「新郎の○○です」など言い間違いをしてしまう人も少なくない(笑)
【2】両家代表者からの紹介形式
新郎新婦や両親など両家の代表者が順番に1人1人を続柄と名前を紹介していく方法です。
《メリット》
ゲストを緊張させてしまうことがない。
《デメリット》
いとこや遠い親戚など久しぶりに会った親戚の名前と顔かわからなくなって間違えてしまうことがある。
結婚式での親族紹介の呼び方~やり方別の方法~
紹介する順番、方法が決まったら、あとは親族の呼び方です。
基本的に親族紹介をする時はシンプルに新郎新婦から見た続柄で紹介をします。
なのでお父さんであれば
「新郎の父の河合雄太でございます。」
となります。
ただ親族紹介は「自己紹介」と「代表者紹介」の二つの方法があるのでそれぞれの具体的な続柄の呼び方と紹介方法を紹介します。
自己紹介形式の親族の呼び方と紹介の仕方
まずは自分で自分を紹介する自己紹介形式から。
(以下□□は苗字、◆◆は下の名前です)
●祖父母の場合
「新郎の母方の祖母の□□◆◆でございます。よろしくお願いします。」
●未婚の兄弟姉妹の場合
「新郎の妹の□□◆◆でございます。よろしくお願いします。」
●既婚の兄弟姉妹一家の場合
「新郎の兄の□□◆◆でございます。こちらは妻の◆◆、こちらは姪にあたります娘の◆◆です。よろしくお願いします。」
●おじおばの場合
「新郎の伯父の□□◆◆、こちらは妻の◆◆でございます。よろしくお願いします。」
●遠い親戚一家の場合
「曾祖父の姉、大伯母にあたります□□◆◆でございます。こちらは息子の◆◆と妻の◆◆、その息子ではとこにあたります◆◆です。よろしくお願いします。」
POINTひとりづつ最後に「よろしくお願い(いた)します。」とつけましょう。
代表者紹介方式の呼び方と紹介の仕方
こちらは両親など、代表者が全員を紹介する場合です。
◎祖父母、未婚の兄弟姉妹の場合
「新郎の妹の□□◆◆でございます。」
「新郎の母方の祖母の□□◆◆でございます。」
◎既婚の兄弟姉妹一家の場合
「新郎の兄の□□◆◆、隣が兄の妻で姉の◆◆、その隣が姪の◆◆でございます。」
◎おじおばの場合
「新郎の伯父の□□◆◆、隣は妻の◆◆でございます。」
◎遠い親戚一家の場合
「大伯母の□□◆◆、隣は息子夫妻の◆◆と◆◆、その隣がはとこの◆◆でございます。」
POINT代表者が紹介する場合はひとりづつ「…でございます。」と紹介するよりも、家族単位まとめて紹介して最後の人にだけつけた方が聞きやすくなりますよ。
新郎父が紹介する場合、よく「私の兄の…」というお父さんがいますがこれは間違い。
あくまでも続柄は新郎新婦から見てなので、お父さんの兄は「おじ」で紹介しましょう。
かりん
代表者が紹介する時に「さん」などの敬称はつける?
あとよくあった間違いが「さん」などの敬称です。
基本的に親族紹介は身内の紹介なので「さん」などの敬称はつけないのです。
年上の親族を呼び捨てなんてちょっと気が引けるかもしれませんが、身内に軽傷を付けるのはおかしいので胸を張って「さん」なしで紹介しましょう。
でも年上を呼び捨てにするのはちょっと…というのであれば自己紹介形式にしちゃいましょう。
実際に見ていても代表者が紹介するよりも、自己紹介の方がスムーズに進んでいましたよ。
それに実際に緊張してやっちゃったお父さんのエピソードはいくつかありますからね~。
たまにしか合わない親戚の名前が出てこなくなって「えーーーー・・・・・なんだっけ名前」と直接本人に聞いたり、新郎の父と言うべきところを「新郎の○○です」と言っちゃったり。
兄弟とか、めっちゃ笑いをこらえてましたから( *´艸`)
なので名前を間違える心配もなく、敬称も気にならない自己紹介形式がおすすめなのです。
親族紹介のはじめと終わりの挨拶
あと忘れがちなのがはじめと終わりの挨拶。
親族紹介って独特の挨拶をするのが一般的。ほんの一文だけなのでここは丸暗記しちゃいましょう。
●はじめ
「これより□□家の親族紹介をさせていただきます。」
●結び(終わり)
「以上□□家の紹介でございます。末永く(幾久しく)お付き合いの程よろしくお願いいたします。」
注意くれぐれも「これで河合家の紹介を終わりにします。」などの忌み言葉を使わないように注意しましょう。
親族紹介の順番・やり方・呼び方~さいごに~
結婚式って独特の習慣や決まりごとなどがあるけれどそのひとつが親族紹介。
そのために色々考えるとどうしたらいいかよくわからなくなってしまうこともあるでしょう。
でも実際はそこまで神経質にならなくても大丈夫^^v
ぶっちゃけ誰が誰かすべて覚える人なんてそうそういないので、あまり深く考えずとにかく続柄と名前を間違えないように注意すれば問題ありませんからね。
もし間違えそうとか自信がないようであれば紙などにまとめて見ながら紹介しても良いので、何度か読み上げる練習もしてスムーズに紹介できるように心がけましょう。
【関連記事】
>>>結婚式の親族紹介は欠席者の紹介はする?亡くなった人はどうする?
>>>会食会でカジュアルな親族紹介をしてみよう