結婚式での両親の挨拶回りの順番とタイミング!どんな言葉で挨拶すればいい?
両親が挨拶回りをする姿は披露宴でよく見かけるけど、それは少人数でも同じです。
というよりも人数が少ないからこそ1人1人の顔を見て話しをしたり感謝の気持ちを伝えることができるチャンスなので相手側も含めて全員ときちんと挨拶をしたいですよね。
でも人数が少なくて進行のほとんどない会食会だからこそ回り方やかける言葉が気になることも。
そこでこちらでは親族などごく親しい人だけを集めた会食会での挨拶周りの順番とタイミング、またゲスト別のあいさつなどスムーズに挨拶まわりをするポイントをご紹介します。
目次
結婚式で両親が挨拶回りする順番
一般的な披露宴だと
自分側主賓→相手側主賓→自分側仕事関係→相手側仕事関係→自分側友人→相手側友人→相手側親族→自分側親族
という順番で回るのが一般的。
でも少人数の場合は主賓や仕事関係はいないので基本的には
自分側友人→相手側友人→相手側親族→自分側親族
という順番で回ります。
でもですね(・o・)
少人数の結婚式だと席次も一般的な並びとは違うことも多く、この順番通りに回ろうとするとあっちに行ったりこっちに行ったりしないといけなくなることもあるのでそこまで順番を気にする必要はありません。
テーブルに並びによっては相手側の友人⇒親戚のあとに、自分側の友人⇒親戚とまわってもいいんです。
気をつけたいのは相手側の親戚から回ること。
実際に見ていると自分の身内は話が長くなって1か所で止まってしまうということも多く、最悪回りきれなくなることもあるのでまずは相手側から回りましょう。
POINT席を外していたり、話し込んでる時は後にするなど臨機応変にまわりましょう。
結婚式に両親が挨拶回りするタイミング
次にいつ挨拶回りに行くかですね。
これは会食会の進行に関わらず乾杯が終わり前菜を食べ終わったくらいからはじめるのがベストです。
その理由は2つです。
【理由1】まずは近くの人同士で話したりお酌をしたりするから。
大体歓談が始まってすぐは周りにいる人同士でコミュニケーションをとるんですね。
結婚式で久しぶりに会うというゲストも多いのでその時間は邪魔はせず少し間をおいてから行くのが良いのです。
【理由2】会食がスタートは食事を進める時間でもあるから。
会食会って大体お昼とか夕方のご飯の時間を選ぶ人が多いので、時間的にお腹が空いてる人も少なくないです。
しかもはじめは間隔も少なめで料理が運ばれてくるのでどんどん食べないとテーブルの上がお皿だらけになって食べずらくなります。
進行別!挨拶回りのタイミング
では具体的に挨拶回りのタイミングを進行にあてはめてみましょう。
超シンプルな会食会パターン
すごくシンプルな会食会だと演出はこの3つくらい。
ほとんどがご飯を食べたりおしゃべりを楽しんだりという時間なのでいつでも行けますね。
ウェルカムスピーチ
乾杯
★挨拶回り★
新郎挨拶
(お開き)
披露宴ぽい演出が加わったパターン
色んな演出が入ると挨拶周りできる時間がグッと減ってきます。
ウェルカムスピーチ
ケーキ入刀
乾杯
★挨拶周り★
親族紹介
余興
★挨拶周り★
新婦手紙
両親への記念品贈呈
新郎挨拶
(お開き)
こうなるとつい急いで回ろうとしちゃうんだけど、短い挨拶とお酌をしながらならそれ程時間は掛からないので前半で相手側だけ、後半で自分側というように2度に分けて行きましょう。
ゲスト別!結婚式で両親が挨拶回りする時の言葉
挨拶周りの順番とタイミングがわかったら次はどんな言葉をかけるかです。
自分側の親族はいいとしても、こちら側でもよく知らない友人や相手側の親戚には失礼があってはいけませんしね。
そこでここではゲスト別のあいさつと会話のポイントをご紹介しましょう。
親戚への挨拶と会話のポイント
<ごく一般的な親戚への挨拶>
本日はご出席いただきありがとうございます。
(エピソード)
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
基本となるじめと終わりの挨拶は変えなくてOK。
あとは間にちょっとしたエピソードを入れると言葉に温かみも出てより気持ちが伝わり、自然な会話ができます。
親戚への挨拶の時に一言添えるエピソード
●余興などをしてくれた人に
先程は2人のためにステキな歌をありがとうございました。
大変お上手で感動しました。
○○さんの曲はよく歌われるのですか?
●遠方から来てくれた人に
本日は遠方よりご出席いただきましてありがとうございました。
○○は◆◆に行ったことがあるんですが、とてもステキな場所ですね。
●出身県が同じ人に
○○出身とお伺いしましたが、私も○○出身なんです。
私は○○なんですが、どちらにお住まいですか?
●趣味がある人に
○○がお上手とお伺いしていますが、いつもどのくらい練習されているんですか?
POINT特に年配者の場合、相手の様子をうかがうような話し方をすると会話がもりあがりますよ。
友人への挨拶と会話のポイント
<ごく一般的な友人への挨拶>
今日はお忙しいところご出席いただきありがとうございます。
(エピソード)
これからもどうぞよろしくお願いします。
基本的に友人も始めと終わりは同じようにごく一般的な挨拶で、間にエピソードを交えるといいですよ。
友人への挨拶の時に一言添えるエピソード
●挨拶をしてくれた友人に
先程は素晴らしいスピーチをありがとうございました。
色々準備が大変だったことでしょう。本当に○○は良いお友達に恵まれて幸せです。
●同じ部活だった友人に
テニス部の時は本当に色々お世話になりました。
厳しい部活だったけどやめずに続けられたのも○○さんのおかげです。
●遠方から来た友人に
今日は遠くから来て頂いてありがとうございます。
ご主人はお元気ですか?
少し遠いですが是非またご家族でこちらの方にも遊びに来てくださいね。
●同僚に
○○さんはとても頼りになるといつも聞いてます。
今後も仕事は続けていくのでご迷惑をお掛けすることもあるかと思いますがどうぞよろしくお願いします。
ちなみにこれまで結婚式に出席して心に残ったご両親の挨拶は新婦と自分とのエピソードを交えて話てくれたことです。
やっぱり”いつも聞いてます”的なニュアンスが伝わると友人としてはとても嬉しいものです。
POINT挨拶回りはあくまで来て頂いたお礼の挨拶なので一カ所で長く止まらないようにしましょう。
スムーズに挨拶をするための5つのポイント
とにかく挨拶回りをする時には始めと終わりの一般的な挨拶だけはしっかりと頭に入れておけばOKです。
でも親だからこそ新郎新婦の大切なゲストに心をこめてスマートに挨拶したいとも思うでしょう。
ならばこんな準備をしておくといいですよ。
♥席次表が出たらコピーをもらう
どんな続柄の人が来るのかを見て、誰がどこに座っているかを確認しておきましょう。
♥エピソードやお世話になったことなどを聞いておく
特によく知らない人のことは事前に聞いておくと気まずくなることがありません。
♥お酒とジュースを持って回る
会食会では飲まない人も多いので両親で回るなら片方はお酒、片方はジュースを持って回りましょう。
さいごに
少人数の結婚式は親戚や昔から知っている友人ばかりなのでついくだけてしまいがちだけど、あくまでも結婚式なのでどんな相手にもまずはきちっと挨拶をすることが大事。
ただ主賓や上司がいる披露宴ではないのでそこまで堅苦しく考えずに、ごく一般的な周り順とタイミング、また挨拶の言葉のポイントを頭の隅に入れておけばあとは臨機応変に対応するだけです。
新郎新婦の大事な人が集まる貴重な機会ですから親としてできることをしつつ、ご両親も2人が企画したパーティーを楽しんでくださいね。