親族のみの結婚式でする新郎父の挨拶例文!エピソードはどんなことを言えばいい?
この度はご結婚おめでとうございます☆
いよいよ式も近づいてくると色々気になることが出てきますよね。
その中のひとつが会食会の最後に言う新郎父からの挨拶。
親族だけの結婚式なら新郎父からの挨拶も、定番のフレーズじゃなくちょっと砕けたカジュアルな感じにすると感謝の気持ちも伝わりやすくてとってもいいんですが、相手の親族もいるので、どこまで砕けてもいいのかは悩むところですよね。
そこでこちらでは身内だけの結婚式にピッタリな簡単でカジュアルな新郎のお父さんの挨拶の例文と、心温まるエピソードの選び方を紹介します。
目次
親族のみの結婚式にピッタリな新郎父の挨拶例文集
早速ですが、まずは親族だけの結婚式で言う簡単でカジュアルな新郎父の挨拶の例文を基本的な流れに沿ってご紹介していきます。
導入:自己紹介とお礼
なか:謝辞へのお礼・エピソードや親の思い
結び:今後の支援のお願い・結びの言葉
参考新郎父の挨拶のポイントはこちらで詳しくまとめています
>>>身内だけの結婚式でする新郎の父親の挨拶!簡単でカジュアルにまとめる5つの方法
新郎父の挨拶の【導入部分】の例文
導入部分では新郎新婦との関係と名前、挨拶をする断り、集まって頂いたみなさんへのお礼などを伝えます。
・ただいまご紹介にあずかりました新郎の父、山崎悟でございます。本日はふたりのためにお運び頂きまして誠にありがとうございます。
・新郎の父、山崎悟でございます。本日は大悟と愛さんのためにお集まりいただきまして誠にありがとうございました。
・本日はあいにくのお天気の中、ご足労いただきまして誠にありがとうございました。新郎の父、山崎悟でございます。僭越ながら一言ご挨拶をさせていただきます。
参考「あいにくのお天気の中」は、「寒さの厳しい中」「大変お暑い中」などにも変えられます。
新郎父挨拶の【なかの部分】の例文
なかの部分ではゲストから頂いた祝辞へのお礼、子供の頃のエピソード、2人の将来への希望などを伝えますが、ここでは親の思いをのせた新郎の人柄が伝わるエピソード+新婦を褒める言葉の例文を紹介します。
息子の大悟は前向きな性格でいつでも明るい子どもでした。どんなに仕事で疲れて帰って来ても、家に帰って大悟の弾けるような笑顔を見ると疲れがリセットされるようでした。私も妻も今まで大悟の笑顔に助けられてきました。
大悟と愛さんは同じ高校の部活動で知り合いました。愛さんは大悟と違って落ち着いた上品な女性です。まったく違うタイプの2人に見えますが、いつも明るい大悟が弱音を吐けるのはきっと愛さんの前だけだと思います。
愛さん、これからも大悟のことをよろしくお願いします。
大悟はとても優しく家族思いの子です。共働きだった妻が大変だろうと私以上に率先して手伝いをしたり、家族の誕生日には誕生日パーティーを計画し、手紙やプレゼントを毎年くれました。落ち込んだ時にはよくその手紙を読み返したものです。
小さい頃から「早く大きくなって、僕がお父さんとお母さんを楽にさせてあげるからね。」というのが口ぐせで、その言葉通り立派な会社に就職してくれました。
そしてその会社で愛さん出会うことが出来ました。愛さんは気遣いの出来る素敵な女性です。2人ならばどんなことがあっても支え合って生きていけると信じています。
新郎 大悟は小さな頃から努力家で、小学校から大学まで野球一筋で今でも社会人野球部に所属をしております。小学生の頃は練習で疲れて帰って来てもどうしてもレギュラーになりたいからと言って、暗くなるまでキャッチボールを一緒にしたり、1人裏の庭で素振りをしたりしていました。
そして努力の甲斐あって見事レギュラーとなり、家族みんなで遠くの球場までワクワクしながら応援に行ったことをよく覚えています。
大悟は少しおっちょこちょいな部分や真っすぐまっすぐ過ぎるゆえに融通の利かないこともあると思いますが、努力家で心の優しい子です。愛さん、どうか大悟のことをよろしくお願いします。
ちなみに例文では新婦に向けて「うちの息子をお願いします」という内容のことを言っていますが、これは身内だけのカジュアルな式だからこそ言える言葉。
一昔前だと新郎側が下になるような言い方をすることはまずなかったったんだけど、今って共働きも普通だし男女平等という風潮も濃いので時代にも合っていて全然おかしくないんです。
逆に、こんなことを言ってくれるお父さん(=お家)ならお嫁に行っても安心ねって感じます。
これまで何100人ものお父さんの挨拶を聞いてきたけど、この【新郎の人柄が伝わるエピソード+新婦を褒める言葉】のパターンがおすすめ!
親の愛情がストレートに伝わってジーンときちゃうんです。
かりん
今後の2人への支援のお願いを後に付け加える
エピソードの後には、これからも変わらぬ支援をお願いする一言をつけるとスムーズに結びに繋がります。
・2人は夫婦として新たな人生をスタートさせたばかりでこれから先、何かと迷うことも多くあるかと存じます。そうした時にはアドバイスいただけましたら幸いでございます。
・本日お集まりの皆様には、これからも今までと同様に、2人へのご指導ご鞭撻のほどをよろしくお願いします。
・本日ご隣席いただきました皆様には、2人のこれからをあたたかくご支援、ご指導くださいますようよろしくお願いいたします。
新郎父の挨拶の【結び部分】の例文
そして【結び】ではゲストへのご多幸やご健康、また今日の日のお礼の言葉で〆ます。
・ご列席の皆様のさらなるご健勝と心から祈念いたしまして、私からのご挨拶とさせていただきます。本日はありがとうございました。
・皆様のいっそうのご多幸をお祈りいたしまして、私からの挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。
・本日は至らぬ点もあったかと思いますが、このような会食会が開催でき本当に嬉しく思います。誠にありがとうございました。
・簡単ではございますが、私からの挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。
新郎父の挨拶の成功はエピソード選びにある!
はじめの【導入】と終わりの【結び】の部分は特にアレンジはしなくてもいいので、前後の繋がりを見て言いやすいものを選べば良いです。
でもやっぱり悩んじゃうのが新郎とのエピソードですよね。
例文にピッタリと合うものがあるといいんですが、これまで歩んできた道は十人十色。
もしピンと来る内容がなかったら性格や環境などをよく考えて、他の微笑ましくて心温まるようなエピソードを探してみてください。
・友人が多い
・兄弟の仲がいい
・健康的で体力がある
・親思いで優しい
・学生時代スポーツに打ち込んだ
・動物好きな一面がある
・ボランティア活動をしていた
例えば友人が多いなら、誰からも好かれる人柄が。
また兄弟の仲がいいなら、家族を大切にする人柄が伺えますよね。
あとは例文にあるように
「芯が強く努力家なゆえに頑固なところもある」
「真面目な性格なんだけど少し後ろ向きなところがある」
など、長所ゆえの短所も併せて言うとイヤミもなく好感がもてるので、上手に良いところを見つけてあげてくださいね。
たくさん良いところがあっても挨拶で言うエピソードはひとつだけに。
いくつも紹介すると時間も長くなって、せっかくの良い話もボケちゃいます。
かりん
親族のみの結婚式にちょうどいい新郎父の挨拶~まとめ~
結婚式というフォーマルな場、そして父親という立場なのできちんとするところも必要だけど、親族だけの結婚式なら一般的な披露宴の挨拶よりもちょっと砕けた感じくらいで大丈夫。
逆にそれくらいの方が気持ちがストレートに伝わります。
【身内だけの結婚式でする父の挨拶のポイント】
●はじめと終わりは例文からそのまま。なかの部分はちょっと砕けたエピソードを。
●なかの部分では新郎の人柄が伝わるエピソード+新婦を褒める言葉を入れましょう。
せっかくアットホームな身内だけの会食会にしたのなら、みんなの心が温かくなるような
そしてお相手の親族の方達にも安心してもらえるような新郎のエピソードを入れて挨拶を完成させてくださいね。